SERVICES診療案内
総合診療科

元気がない
食欲がない
やせてきた など
元気がない、遊ばなくなったという普段と違った様子が見られる時や、違和感のある食べムラ、下痢・嘔吐など、ワンちゃん・ネコちゃんの気になる症状全般を診察します。
特定の病気、症状だけを診るのではなく、多角的に動物を診ていきます。木を見て森を見ずとならないよう、常にひとつの身体であることを意識しながら、病気の評価、診断を行います。病気をできるだけ正しく診断できるよう、必要な検査は飼い主様と相談しながら進めていきます。
はっきりとした症状がない場合でも異変を感じる場合には、様子を見ず早めの受診をおすすめします。
外科

異物を飲み込んだ
ケガをした
できものができた など
消化器系、泌尿器系、生殖器系などの一般外科や、外傷治療、腫瘍切除などを行っています。レントゲン検査、超音波検査などと共に血液検査も行うことで、動物の状態を正確に診断し、どのような治療・手術が必要なのか判断します。手術の内容はできる限り飼い主様にも正確にご理解していただくため、メリット、デメリット、リスクを含めたお話をさせていただき、飼い主様のご同意を頂いたうえで手術を行います。
また、当院では対応できない手術が必要な場合には、岡山動物医療センターや大学病院などの二次診療施設への紹介もさせていただきます。
歯科

口の臭いが気になる
歯についた歯石をとりたい
食べ方がおかしい、痛がる
歯周病は犬・猫において最もよくみられる感染症であり、4歳で80%が歯周病になっているともいわれています。
歯周病は、歯周組織の破壊を伴わない歯肉炎が進行することにより、歯周組織が不可逆的に破壊される歯周炎に発展し、進行すると歯を失ってしまう病気です。また、歯周病菌は歯周病だけではなく糖尿病や循環器疾患などの全身疾患発症のリスク要因にもなることが明らかになってきています。
歯周病を予防するためには、仔犬・仔猫の時から歯磨きトレーニングを行い、日常的に歯の汚れを丁寧に取り除くことが大切です。歯石の蓄積が進行してしまった場合には、歯周炎のリスクを抑えるために、麻酔下で歯石除去を行います。歯周炎が悪化し、歯茎から出血や排膿がみられるようになってしまった歯は痛みを伴うため、抜歯を行います。
お口の臭いが気になり出した、歯が汚れている、食事の時に痛がるなどありましたら、お気軽にご相談ください。
皮膚科

体をかゆがる
皮膚が赤い
脱毛がある
皮膚のトラブルは、ノミ、ニキビダニ、疥癬などの外部寄生虫感染や細菌・カビの感染、内分泌疾患、アレルギーといったさまざまな原因が考えられます。自己免疫性疾患や、腫瘍といった病気が隠れていることもあります。
毛検査、皮膚掻爬検査、細胞診などを行い、皮膚症状を起こしている原因を詳しく調べます。また、内分泌疾患や自己免疫性疾患、腫瘍が疑われる場合には、血液検査や組織検査も行います。
犬・猫で比較的多く見られるアレルギー性皮膚炎は、長期に渡り痒みや皮膚炎のコントロールが必要になることの多い病気です。当院では内用・外用ステロイド薬のほか、免疫抑制剤、抗掻痒剤、シャンプー療法、スキンケア、食事療法などを組み合わせて、動物たちの不快な痒みを最小限にできるよう治療を行っております。
毛が抜けて脱毛してしまった、かゆがる、フケが増えた、赤みがある、肌がべたついているなど、小さなことでも気になることがありましたら、お早めに受診をおすすめします。
腫瘍科

できものができた
腫瘍がある
がんの治療
皮膚にできものを見つけた、乳腺にしこりを見つけた、体の一部がだんだん腫れてきた、リンパ節が大きくなってきたなど直接できものを見つけた場合や、やせてきた、お腹が膨らんできた、治ってこない皮膚炎がある、血尿が続く、血便が続くなど原因のよく分からない症状が継続する場合には何らかの腫瘍が関係していることがあります。
より正確な診断をするために、レントゲン検査、超音波検査、血液検査などと共に、できものの細胞・組織を採取し検査することでワンちゃん・ネコちゃんの腫瘍の状態を詳しく調べます。その上で、どんな治療方法があるのかを飼い主様とお話していきます。できものは見た目だけでは良性、悪性の判断はできません。腫瘍の種類、進行度と飼い主様のご希望を考慮しながら治療の目的(根治治療・緩和治療・支持治療)を決定し、外科療法、化学療法(抗がん剤)、対症療法などを組み合わせた治療をおこなっていきます。気になるできものや症状がある場合には、早めの受診をおすすめします。
予防治療科

犬・猫の混合ワクチン
狂犬病予防接種
ノミ、マダニ、フィラリア予防
ワクチンによって防げる病気はたくさんあります。
当院では混合ワクチン、狂犬病、ノミ・マダニ・フィラリア予防などの各種予防を行っております。
大切な家族であるワンちゃん・ネコちゃんを病気から守るためにも、予防を心がけましょう。
健康診断

動物の健康を守りたい
病気を早期発見したい
ワンちゃん・ネコちゃんは言葉を話せないので病気の発見が遅くなりがちです。
動物病院での定期的な健康診断は、病気の早期発見につながります。また動物たちの健康状態を飼い主様も把握しておくことで、ちょっとした異変にも気づきやすくなります。
動物たちに何か症状が出てしまってからでは、病気は進行してしまっていることがあります。症状が出ないうちに病気を早期発見できれば、適切な治療で重篤化を防ぎ、QOLの維持にも役立ちます。
当院では皆様の大切な家族であるワンちゃん・ネコちゃんの健康を守るために、春と秋に健康診断のキャンペーンを行っております。年1~2回の定期的な健康診断をおすすめします。
避妊手術・去勢手術

望まない出産を防ぎたい
予防できる病気は予防しておきたい
避妊・去勢手術は、ワンちゃん・ネコちゃんの望まれない繁殖を防止するほか、様々な病気の予防効果が期待できます。
●雄犬の場合
前立腺肥大、肛門周囲腺腫、会陰ヘルニアなどの発症を抑制し、睾丸腫瘍の発生はなくなります。
●雄猫の場合
不適切なマーキングや、雌を探して脱走したり、ケンカして帰ってきたりする行動をある程度抑制することができます。
●雌犬・雌猫の場合
卵巣子宮疾患(子宮蓄膿症、卵巣腫瘍など)の発生はなくなり、早期の避妊手術で乳腺腫瘍のリスクを下げることができます。
◎避妊・去勢手術のデメリットとしては以下のようなものがあります。
・全身麻酔のリスク
・太りやすくなる
・術後の合併症(まれに出血、縫合糸反応性肉芽腫、雌犬の手術後尿失禁などがみられることがあります。)
当院では犬・猫ともに生後6ヶ月齢以降に手術を行っております。